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タヌキぼーやの能・狂言を見に行こう


正月三が日はNHKで能・狂言(元日の「翁」を中心に)

生の舞台に勝るものがないのが能・狂言ではありますが,生の舞台に接する機会が多くない地域の住民にとって,TVやラジオは,能・狂言との出会いを取り持つ大切な存在です.

毎年正月三が日の朝には,NHKの教育TVとFMで毎日,能・狂言の番組が放送されますから,かねて能・狂言に興味をお持ちの方は,この機会にチェックしてみて下さい.

新春能狂言

NHK教育TV,7:00-8:00

2008(平成20)年1月1日(火)
「翁 古態」(観世流,宝生流)観世銕之丞(九世),田崎隆三
2008(平成20)年1月2日(水)
狂言「花折」(和泉流)野村万作(二世)
狂言「蝸牛」(大蔵流)茂山千之丞(二世)
2008(平成20)年1月3日(木)
能「泰山府君」(金剛流)金剛永謹

NHK-FM:新春謡曲狂言

NHK-FM,11:00-11:50

2008(平成20)年1月1日(火)
素謡「高砂」(金春流)金春安明
独吟「老松(部分)」(金春流)高橋汎
2008(平成20)年1月2日(水)
狂言「清水」(和泉流)野村萬
狂言小謡「福神」(大蔵流)善竹十郎
狂言「宝の槌」(大蔵流)善竹十郎
2008(平成20)年1月3日(木)
番囃子「東北」(観世流)片山九郎右衛門(九世)

詳細情報

http://www.nhk.or.jp/nohgaku/yotei.html


曲の内容は知らずとも,曲名を見るだけで正月らしさが伝わってきますが,中でもタヌキぼーやの注目は,1日の教育TV「翁 古態」.読んで字の如く,現在の上演形態に落ち着く以前の「翁」がどのような演じられていたか,その復元の試みと解されるわけですが,最大の特色は,翁が1人ではなく,しかも演者の流儀が異なるということ.

現在のシテ方観世流,宝生流,金春流,金剛流は,いずれも大和国(現在の奈良県)を発祥とし,古くは「大和四座」と総称されていました.近代以前には,これら四座それぞれの長である大夫が,神事祭礼で一堂に会し,そろって翁を舞って競う「立合(たちあい)」が,しばしば行われていたそうです.例えば,豊臣秀吉を祀った豊国神社で慶長9(1604)年に催された臨時祭を取り上げた「豊国祭礼図屏風」にも,四座の大夫立合による「翁」の様子が描かれています(『別冊太陽 能』1978,p. 46).

今回放送される観世流と宝生流の二流による「翁」は,2007年5月に横浜能楽堂の企画公演で上演され,先ごろ放送のために改めて収録されたそうです.その双方に地謡で参加した柴田稔さん(シテ方観世流)のブログには,横浜能楽堂公演のきめ細かい報告が載っています.上演の詳細は,以下のリンク先をたどって御覧下さい.



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