小泉八雲と夏目漱石の作品を、能役者の語り、新劇俳優のセリフ、能管の演奏でお届けします。「語り」は、不可視の異界を現世に呼び寄せて、幻影として見せてしまう呪術的営みでした。その「語り」の手法を今に残す中世の芸能である能の語りと、それを今という時代につなぐ現代演劇のセリフとのコラボレーションによって、異界を暫くここに出現させようという試みの舞台です。
「怪談」が中心ですが、たんに幽霊やお化けが出てきて怖いのではなく、自分の過去や記憶が本当は自分のものではなく、先祖のそれではないかという問いかけを含んでいて、これこそが本当に恐ろしい話なのかもしれません。
能楽下掛宝生流ワキ方。米国Rolf Institute公認ロルファー。 1956年生まれ。 東京を中心に舞台を勤めるが、朗読、群読の出演、演出、指導も行う。国内外で学生・生徒対象のワークショップを 行うためのNPO「天籟(てんらい)」を創設。近著『日本人の身体能力を高める「和の所作」』(マキノ出版)、 『能に学ぶ「和」の呼吸法』(祥伝社)。http://www.watowa.net/
舞台俳優。東京都出身。演劇プロダクション木山事務所付属養成所を経て、同事務所所属、現在に至る。 主な出演作品「かもめ」「紙屋悦子の青春」 「ワーグナー家の女」「ヘッダ・ガブラー」「声」「二人のノーラ」他、 NHKラジオドラマ、語りの会。
能楽森田流笛方。 1961年、島根県安来市荒島町生まれ。島根県立松江南高等学校卒業。1993年、国立能楽堂第二期研修修了。故・寺井啓之、中谷明(ともに重要無形文化財総合指定)に師事。東京を中心に国内外の公演に出演する一方、2004年より松江市でワークショップ「松江・能を知る集い」を開催し、多角的に能を紹介する試みを続けている。2005年より出雲地方に伝わる進藤流謡曲の伝承を調査し紹介している。1996年、「翁」初演。2003年、「道成寺」初演。http://www.ne.jp/asahi/home/tktk/
夏目漱石『夢十夜』より「第三夜」
(動画中に表示されるタイトルは誤りです)
2007(平成19)年08月19日,銀座能楽堂(東京)公演
8月10日(日)までにお電話にて松江イングリッシュガーデンまでお申し込みください。予約番号に基づき、当日チケットを販売いたします。
※当日も会場でチケットを販売いたします(8月7日更新)。